ごあいさつ

皆様、こんにちは。今年度より着任いたしました吉澤恭子です。私の専門は音楽教育学と音楽学で、フランスの学校音楽教育や教員養成に関する研究に取り組んでいます。秋田大学教育文化学部では、小学校教諭および中学校教諭の免許取得に関わる講義や演習等を担当し、主に音楽科教員の養成に携わっています。
附属中学校は1947年(昭和22年)に創立され、今年で80年目を迎える歴史ある学校です。秋田県唯一の国立大学附属中学校であり、秋田市のみならず秋田県を代表する名実ともに中心的な学校です。特色としては、学部や研究科と連携して実践的な研修や実習の場を提供していること、そして伝統とその精神性を基盤に「自律的・主体的な学び」と「個性と創造性の伸長」を重視した環境づくりを推進していることが挙げられます。
ここでは、本校独自の教育カリキュラムである「総合DOVE(ダヴ)」についてご紹介したいと思います。この「総合DOVE」では、全校生徒が「総合的な学習の時間」に地域社会と協働しながら主体的に学ぶ活動に取り組んでいます。2026年6月5日(金)に開催される春季公開研究協議会では各教科の授業実践が、また2026年11月15日(日)に開催される秋季公開研究協議会(DOVE ACADEMY)では「総合DOVE」が取り上げられます。テーマは「秋田の活性化」。持続可能な社会への関心を高め、地域社会とのつながりや仲間とともに学ぶ意味を見出し、探究的な見方・考え方を発展させていく内容となっています。生徒たちがどのようなデザインを考え、課題解決に向けて取り組んでいくのか、どうぞご期待ください。
総合的な学習の時間の名称である「DOVE(ダヴ)」は、英語で「白鳩」を意味します。平和と文化の使徒であるはばたく鳩の姿は、校章にも描かれています。中学生は自己形成の時期であるため、心身の健康を保つことが大切です。音楽を含む芸術(アーツ)は心身の健康と深く関わり、多様な視点(感性や感情)を豊かにします。本校の学校行事には、そのような体験的な学びが散りばめられています。生徒一人ひとりが、心身ともに健やかに、積極的に未来を切り拓いていけるよう、教職員一同が寄り添い、共に歩み、サポートしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
令和8年4月
秋田大学教育文化学部附属中学校
校長 吉澤 恭子